社会人が行う資格の勉強のやり方
私は2019年に第三種電気主任技術者という国家資格を取得しました。
初めて受験したのは2012年なので約7年かかりました。
毎日資格の勉強をやり続けることが出来ればもっと早く合格出来たと思いますが、仕事をしている以上勉強が出来ない期間というものが必ずあります。
そこで諦めずに勉強を続けることが出来れば、仕事をしながらでも資格は取れます。
そんな私が仕事をしながら資格を取るための勉強のやり方を紹介します。
仕事をしながら勉強するのはとっても大変。。
計画的に勉強するのが重要
受験日から逆算した計画をたてる
ただでさえ勉強する時間が少ないんだから計画をたてる暇があるなら勉強する、
と考える方もいると思います。
私も初めの頃は
「わからないことばかりだからとりあえず参考書に目を通してある程度土台を作ってから計画たてよう」
といった勉強をしていました。
これではダメです
社会人が資格の勉強を行うなら、まずざっくりでもいいので計画をたてましょう。
私は受験5年目あたりから年間計画を立てて勉強をしていました。
- 1月は仕事が忙しくないし、妻と子が里帰りするから本気で勉強をする
- 8月と9月は仕事が繁忙期で勉強時間を作れないから7月までに参考書を最後まで目を通す
といったような、ざっくりとした計画をたてていました。
家庭の繁忙期(子供の運動会や出産)と仕事の繁忙期をしっかり把握しましょう。
本業の仕事をしっかりこなす
資格の勉強の前に本業の仕事をしっかりこなしましょう。
仕事を疎かにしていると、あとあと自分に返ってきて勉強どころではなくなってしまいます。
勉強にしかっりと集中するために、仕事をしっかりとこなしましょう。
私の場合、緊急時の呼び出し業務や8月と9月の繁忙期では帰宅が21時になるような職場です。
家庭の繁忙期と仕事の繁忙期を考慮すると、勉強に集中できるのは
1月、2月、7月、11月、12月
の5ヶ月間でした。
今ざっくりと計画しただけでもこれだけの勉強する時間があります。
働きながら資格の勉強するにあたって、
- 自分がいつ勉強できるのかを把握すること
- 本業をしっかりこなすこと
がとても重要になります。
勉強時間の捻出
私は2018年と2019年の勉強追い込みの年はテレビとスマホゲームを断ち切りました。
テレビを1時間、スマホゲーム(パズドラ)を2時間、毎日計3時間を勉強に当てることができました。
周りからは
娯楽が一切ないのは辛くないの?
なんのために働いてるの?
楽しい?
など言われましたが、長い人生でたったの数年我慢すれば一生ものの資格が得られるのです。
私の場合、資格を使って転職を考えていたので、最初は大変でしたが娯楽を断ち切ることができました。
本気で資格取得を目指すのであれば我慢しなければならないこともあります。
思い立ったときの10分の勉強が効果的
時間を捻出したとしてもやはり時間が足りない
と感じることはあると思います。
私は定時に帰宅したとしても、2歳の娘の遊ぼう攻撃でまとまった勉強時間がとれませんでした。
そんなときは
- トイレの壁に公式を書いたノートを貼る
- 参考書をいたるところに置いておき、ふとしたときにすぐ見れるようにする
- 参考書やノートがなくても、公式が思い出せるようになるまで頭の中で繰り返す(エアー勉強)
という勉強方法を行いました。
これを毎日行うと、自然と頭の中で、公式や問題が浮かんできます。
思い立ったときにすぐ参考書を確認できる環境作りと意識作りがとても重要です。
10分と紹介しましたが、最初は1分でもOKです。
(参考書をペラペラ)
(1分経過)
やーめよ。
これで全然OKです。
これを繰り返していくと記憶が定着されていくことが実感できます。
過去問を何度も何度も繰り返す
これは第三種電気主任技術者試験には当てはまるが、他の資格の勉強には当てはまらないかもしれません。
過去問を何度も繰り返し行い、問題の傾向を理解すると
- 完璧な理解をしていなくても正解を導きだせることがある
- 重要な語句や公式を理解できる (参考書などで重要と紹介されている語句や公式が全然使われないことが多々あります。)
などのメリットがあります。
この資格は
・覚えることが多くて挫折する
→全ての公式や語句を覚えようとしている
・計算問題が難しくて挫折する
→覚えた公式をどのように使えばいいのかわからない
といったことが原因で諦める方が多いと思います。
当たり前なのですが試験は問題に回答し、正解しなければなりません。
全ての公式を覚えたから合格!ではなく公式を使って正解を出さなけれ合格できません。
過去問を使って時間と頭の容量を効率的に使いましょう。
マインドコントロール
ある程度継続して勉強をしていると
- 何度も繰り返し覚えた公式を忘れた
- 完璧に理解した問題が出来なくなっている
- 新しい傾向の問題をやる度に、終わりがないのでは、と考えてしまう
上記のような状況に陥るかと思います。
と思い込んでしまい、挫折する方が多いと思います。
これを頑張ってポジティブな方向にマインドコントロールしましょう。
- 公式を忘れたということは、公式の存在は覚えていたということ。一歩前進している!!
- 理解した問題が出来なくなっているというとは、違う解き方を模索するチャンス!!
- また新しい問題、、どんどん頭良くなっちゃうよ!!
といったように、
ちょっと無理がありますが、自分をポジティブな方向にマインドコントロールしましょう。
精神論になってしまうのですが、とても重要なことです。
本気で勉強をしていると、自分の思い通りにいかなくて激しいストレスを感じることがあります。
私の場合、勉強した7年の間に自分の覚えの悪さ、理解力の無さにイライラし、鼻血が止まらなくなったこともありました。
今では覚えの悪さ、理解力の無さにストレスを感じません。
自分はこんなものだと理解しています。
受験勉強で専門的な知識も付きましたが、それ以上にマインドコントロール力が付いたと思います。
おわりに
働きながら資格の勉強をするやり方と紹介しておいて、精神論や当たり前のことが多かったと感じる方が多いと思います。
しかし
頭では理解できていても、紹介した内容を実践できているかは別問題です。
私は合格に7年かかりましたが、紹介した内容を初めから実行していればもっと早く合格できたと思います。
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