電験三種の勉強時間はどれくらい必要?【合格までに7年かかった会社員の体験談】

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豆父ちゃん

電験三種の勉強を始めようと思うんだけど、合格するにはどれくらい勉強しなければいけないの?

こんな疑問にお答えします。

結論から言うと、電験三種を合格するには約2,190時間必要です。なぜ約2,190時間が必要なのかという詳しい内訳は記事の途中で詳しく紹介しています。この時間はあくまで私の感覚的なものなので絶対にこの時間が必要という訳ではありません。

しかし間違いなく言えることは、電験三種は数日勉強したくらいで取得できるような簡単な試験ではない!ということです。

この記事では、電験三種を取得するまでに7年という時間をかけてしまった私が、電験三種の勉強について紹介します。


電験三種とはどのような資格なのか

電験三種とは発電所や変電所、商業施設や工場に設置されている電気設備の保守・監督をすることができるようになる資格です。

電験三種は正式名称を「第三種電気主任技術者」といいます。ほかにも「第二種電気主任技術者」、「第一種電気主任技術者」があり、3つの資格の違いとしては担当できる設備の大きさが異なります。中でも「第一種電気主任技術者」という資格があれば、どんなに大きな発電所や変電所でも電気設備の保安・監督を行うことができるので、3つの資格の中で一番難しく、凄い資格ということになります。

電験三種を取得し、決められた実務経験を積むことで電気主任技術者として従事することができます。大きな電気を使用するビルや工場には必ず電気主任技術者が必要なので、電気主任技術者として従事できるようになると働き口に困ることはなくなるでしょう。

電気主任技術者が必要とされる施設(高圧受電)が増えているにも関わらず、電気主任技術者が少ないため仕事が溢れているのが現状です。例えば、現在コンビニは高圧受電しているお店がほとんどで、1店舗毎に電気主任技術者が必要となります。コンビニの店舗数を考えただけでも相当数の仕事があります。

これからの時代、人件費を削減するためにロボットを導入して仕事の効率化を図る企業が増えると思います。そうなった場合、必要な電気量が増え電気主任技術者が必要な施設規模になる!というケースが出てくるはずです。これからの時代の流れを考えても、電験三種という資格の魅力は大きいと思います。

下記の記事では、電験三種おすすめ参考書について詳しく紹介しています。電験三種の勉強するにあたって参考書選びはとても重要です。電験三種に関する参考書、問題集、教科書などいろんな種類が発売されています。欲しい参考書の目星をつけずに買いに行っても、なにをかっていいのか迷ってしまうと思います。

記事で紹介されている参考書は電験三種を取得することができた私が実際に使って、わかりやすい!使いやすい!と感じたものです。是非参考にしてみてください。

 

電験三種を合格するまでに必要とされる時間は?

私は働きながら電験三種を勉強して、7年という歳月をかけて合格することができました。7年間全力で取り組んでいたという訳ではなく、諦めかけて手を向いた年もあります。

そんな私が必要と考える電気三種を合格するための時間は、約2,190時間です。

とても具合的な数字を紹介させてもらいましたが、内訳は次のようになります。

1日3時間×356日×2年

仕事の前や後に毎日3時間勉強、1年目は2科目を科目合格し、翌年に残りの2科目を合格する!という計算です。1日3時間ならば社会人でも十分勉強することが可能です。

実際に私が合格した年は欠かさず毎日3時間程度勉強していました。このときの勉強量の継続を1年目からできていれば、2年で4科目合格することは十分可能だと感じました。

土曜、日曜を使って集中的に勉強時間を確保すればいいのでは?と思う方がいるかと思いますが、まとめて勉強時間を確保する方法はおすすめできません。特に法規科目では長期記憶で勉強した内容が重要になってきます。

私は日頃から継続して何かの勉強をするような人間ではありません。そんな私が電験三種受験時期は継続的に勉強を行っていたわけですが、週末に多くの時間を確保して勉強したときと毎日短時間で勉強したときでは、記憶の残り方が明らかに異なる!という感覚を味わうことができました。

毎日少しづつ勉強してインプットした内容は数年たった今でも思い出すことができます。電験三種のように出題範囲の広い試験の勉強は毎日継続して少しづつ行う!という方法がおすすめです。

 

効率よく電験三種を勉強する方法

電験三種の取得に7年も費やしてしまった私は、どうせ自分は合格できない!と考えながら受験していたので最初の1年、2年は適当に勉強をしていましたが、科目合格することができた3年目から本気で電験三種を取得したい!と思うようになり効率を考えながら勉強するようになりました。

電験三種の勉強は独学よりも専用の学習教材を利用すること!を重要です。なぜなら、専門的な内容が多く途中で挫折してしまう方が非常に多いからです。私の場合、仕事で電験三種の知識が必要だったため、自然と「法規科目」や「理論科目」の内容に日常から触れることができました。

しかし、私のような環境ではない方が電験三種の勉強を始めたとき、とっつきにくさと難しさで挫折してしまいます。

電験三種の学習を効率よく行うには、ユーキャンの電験三種講座を利用する!ということがおすすめです。

社会人は勉強時間の確保が一番難しいので効率よく勉強しなければ合格することは不可能です。特に電験三種は出題範囲が広いので合格点を採るためには効率よく勉強しなければ時間がいくらあっても足りません。

ユーキャンの電験三種講座では、これから電気について勉強する方でも安心のカリキュラムとサポートが充実しています。試験日までを逆算してスケジュールを組みながら勉強することができるので4科目全ての学習を計画に進めることが可能です。

費用がちょっと高いのでは?と感じる方もいるかと思いますが、電験三種を取得後のキャリアアップを考えると決して高い費用ではありません。また講座には添削・質問ができるサービスがあり、このサービスがユーキャンの最大の特徴だと思います。電験三種では解答を見ても、計算内容がわからない!なぜこのような結果になるのか意味不明!という問題がいっぱい出てきます。

そこで添削・質問サービスを使って、わからない問題をすぐに解決することができることはユーキャンの強みです。

これから電験三種の勉強をはじめようと思っていて、参考書などを買い揃えていない!という方はスタートからユーキャンの電験三種講座で勉強することをおすすめします。



7年間電験三種の試験を受験し続けた私が感じた1番難しい科目は機械科目で、そして1番点数を取りにくい科目は法規科目だと思います。

機械科目は勉強していても、実際の設備のイメージがつきにくく、理解するのに時間がかかりました。発電機や同期機の構造の勉強しても「実物のイメージがわかない、、」「この2つの違いってなに、、」といったことが多く、全く頭に入らない状況が続きました。

そこで「機械科目」が苦手という方におすすめの勉強法が、ユーキャンの添削・質問サービスです。プロが考えたをわかりやすく教えてくれるので、理解できないことが減っていきます。添削・質問サービスを利用し続け、試験問題の傾向がわかってくると自然と答えまで辿り着けるようになります。そうなれば点数が飛躍的に上がってくるはずです。

 

「法規科目」は私が一番苦しんだ科目で、問題の傾向によって難易度が全ガラッと変わってしまいます。

勉強をして大量の知識を覚えることが大前提ですがその年の問題が自分の得意な部分が出るかどうか。運が良いか悪いか。にかかっていると私は思います。

6年目の試験では法規にかなりの勉強時間を費やし、自分なりに満足のいく完成度で試験に臨んだのですが、結果は40点で不合格でした。計算問題は勉強をすればするほど点数が取れるようになってくるのですが、文章問題はわからない問題が出題された時点でお手上げです。

答えを捻り出そうとも知らないものは知らない、、諦めるしかありません。

法規の最近の出題傾向は過去問にないような問題が出題されるようになっています。2019年の法規の合格点は唯一50点を下回ったので、一番難しかったといえます。

ユーキャンの電験三種講座では出題問題の傾向や重要なポイントがわかりやすくまとめられています。そのため効率よく復習することができるようになり、隙間時間を見つけて何回も何回も復習することで自然と重要な項目が記憶に残るように。このような感覚をつかみ始めた頃から法規の点数が徐々に伸び始めました。

「法規科目」がなかなか合格できないという方には、効率の良い勉強法と記憶に定着するまで反復し続けることが重要です。毎年のように合格点が下がる科目なので、受験さえし続けていれば必ず合格できる年があります。

 

勉強時間を確保すれば電験三種は合格できる

電験三種はかなり難しい試験ですが、時間をかけてしかっり勉強すれば誰でも取得できる資格です。自分には絶対合格できない!という思い込みは勉強のモチベーションを下げてしまうので注意が必要です。

電験三種に比べて、電験二種や電験一種は頑張りさえすれば合格できるというものではありません。しっかり勉強をしても、深い理解と応用力がなければ合格することは難しい試験になります。

 

低い合格率

公式サイト「一般財団法人 電気技術者試験センター」に掲載されている合格率は10%~20%とかなり低い数字になっています。ちなみに私が合格した2019年の合格率は9.3%かなり低めでした。この合格率を見てしまうと、どうせ自分なんて合格できない!と思い込んでしまう方が多いようですが一番やってはいけないことです。自分が合格するイメージを持ち続けなければ空しい勉強を継続させることは絶対にできません。自分は絶対に電験三種に合格できる!というようなポジティブなイメージを膨らませながら勉強するようにしましょう。

合格率が低いのは理由があります。それは受験資格のハードルの低さです。

電験三種には受験資格の条件が設定されていないので、応募さえすれば誰でも受験することができます。さらに選択問題形式のため適当に選べば合格できるかもしれない!と心理が働き、全く勉強をせずに受験するという人が多いのが現状です。そのため平均点や合格率が低くなっていると個人的に感じています。

公表されている合格率に惑わされることなく勉強することが重要です。

 

試験範囲がとにかく広い

電験三種の試験は「理論」「電力」「機械」「法規」の4つの科目に分かれていて、試験範囲が広く全てを完璧に覚えることは不可能だと思います。試験範囲が広すぎることからなのかわかりませんが、科目合格という制度があり、1回の受験で4科目全て合格できなくてもまだチャンスがあります。

科目合格は2年間有効で、3年目までに全ての科目を合格すれば資格取得ということになります。なので勉強時間をしっかり確保し、2年で4科目合格する!という計画をたてれば電験三種の難易度はそれほど高くないと感じるのではないでしょうか。

偉そうに難易度は高くない!と言っていますが、私は合計7回受験してやっと電験三種をに合格することができました。

この科目合格の制度がなければ資格の取得は出来なかったと断言できます。そして諦めない精神力が最も重要だと思います。

1年目・・・全科目不合格

2年目・・・全科目不合格

3年目・・・「理論」合格

4年目・・・「機械」合格

5年目・・・「電力」合格

6年目・・・「法規」不合格、「理論」の科目合格がなくなる

7年目・・・「理論」と「法規」合格

電験三種の試験では「科目を流してしまう!」とよく言われますが、6年目での受験が「理論科目を流してしまった」ことに該当します。科目を流してしまうとやる気がいっきになくなってしまうのですが、諦めずに受験しつづけることが重要です。

 

9月という試験日設定が厄介

試験の日程が毎年9月の上旬なので、真夏のアウトドアシーズンは勉強のラストスパートをかけなければいけません。7月、8月は旅行や子どもとお出かけなど、家族行事が多い時期ですよね。

私は妻に頼み込み、真夏のアウトドアシーズンは外出を控え、勉強させてもらいました。

試験に慣れてきた6年目、7年目は1年を通して勉強の計画を経てることができるようになり、週末雨の日には本気で勉強、晴れた日の週末は家族でお出掛けをする!という勉強方法を実践していました。受験中、もしくはこれから受験予定の方は焦って7月、8月に集中して勉強をするのではなく、計画的に勉強の予定を立てることをお勧めします。

この時期にしっかり勉強することができれば、合格できる可能性がグッと高くなります。

 

 

電験三種があれば人生の選択肢が広がる

電験三種は就職や転職が有利になる国家資格です。実務経験を積めば独立して電気主任技術者として従事することも十分可能です。さらに上を目指すのであれば、法人化いわゆる会社を設立することも夢ではありません。

人生の選択肢を広げることができる資格なのは間違いありません。

電験三種を取得したけど会社に残ってキャリアアップする!というのも良い選択だと思います。しかし会社からの待遇が変化しないのであれば、転職を考えた方がいいと私は思います。

特に電験三種を取得し、実務経験を積むことができる環境の方は注意が必要です。電気主任技術者として従事することができる人材は貴重で、好条件で採用してくれる会社は数多くあります。自分の市場価値をしっかり見極めて仕事を選択することが重要です。

電気関係の資格を取得していこうと考えているけど、何を取得すればいいのかよくわからない!という方は電験三種や電験二種、一種を目指してはいかがでしょうか。資格の難易度的に、電験の前に電気工事士や電気施工管理技士の取得がおすすめ!という情報を目にすることがありますが、私はそんなことはないと思います。

電気工事の道ではなく、電気設位の保守・管理の道に進みたい!という明確な意志があれば最初から電験三種を受験した方がいいと思います。