電気の仕事はどんなもの?【 電気会社で10年勤めた会社員が体験談を紹介 】

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豆父ちゃん

電気関係の仕事に就きたいけど、将来が不安で迷っている。

そんな不安を解決します。

仕事選びで将来不安と感じる要因はなにか?

・安定しているのか。

・就職先はあるのか。

・お給料はいいのか。

 

転職活動や就職活動をしている方は上記3つのことが特に気になっているのではないでしょうか。

 

結論からいうと、

電気関係の仕事は安定している会社が多く、就職先はいくらでもある。ただしお給料は会社によって大きく異なる。と言えます。

 

私は電気設備の保守管理会社に10年勤めていて、いろんな電気会社の方と一緒に仕事をさせてもらっています。一緒に仕事をしているとどんな仕事をしているのか。お給料はどれくらいなのか。という話題になりお互いによく情報交換をしています。そんな私が電気関係の仕事についてを紹介します。

 

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電気の仕事とは

電気関係の仕事といってもとても幅広く、いろんな業種があります。

・電気工事を行う作業員

・電気工事の監督業務

・電気設備の検査を行う作業員

・電気設備の保守管理業務

 

それぞれの業種の特徴を紹介します。

業種 内容 労働時間 お給料 必要な資格
電気工事を行う作業員 力仕事が多い 長い 高い(変動あり) 第一種電気工事士、第二種電気工事士
電気工事の監督業務 力仕事が多く責任がかかる 長い 高い(変動あり) 第一種電気工事士、施工管理技術士
電気設備の検査を行う作業員 力仕事が少ない 普通 少ない 第一種電気工事士、第二種電気工事士
電気設備の保守管理業務 力仕事が少ないが責任がかかる 普通 高い 第一種電気工事士、第三種電気主任技術者

私の個人的なおすすめの業種は、電気設備の保守管理業務です。

 

おすすめの理由

・工事業務より仕事の受注という面で安定している

・力仕事が少ないためケガの心配が少ない

・主任技術者の資格が必要な仕事は高単価契約が可能

 

私は電気設備の保守管理会社で10年勤めていますが、仕事の受注や安定の面で不安に思ったことは一度もありません。

 

 

 

電気の仕事 保守管理業務とは

電気設備の保守管理の主な業務は以下の4つです。

・デスクワーク

・電気設備の検査や試験

・停電時の対応

・電気の法律の勉強

 

私が10年行っている電気設備の保守管理業務の特徴

・パソコンの扱いが上達する

・電気の規程や仕組みの理解が必要

・設備異常がなければ定時で帰宅できる

契約書や申請書を作成するデスクワークがほとんどで、現場での力作業というものは滅多にない。それでも責任のかかる仕事なのでお給料は高めに設定している会社が多い。

インフラ業ということもあり、停電時の復旧作業緊急を要する現場作業があります。このような対応が大変であり、やりがいを感じる部分になります。

ほかにも電気設備の保守管理業務では、よくExcelを使った業務があります。当マメBlogではExcel VBAを使った業務効率化に関する記事を多く掲載しています。下記の記事ではExcelによるデスクワークの効率化について紹介しています。

 

電気の仕事 工事監督業務とは

電気設備の工事監督はの主な業務は以下の5つです。

・作業計画、工事工程の作成

・工事費見積もりの作成

・工事材料発注

・実際に工事を行う会社との打ち合わせ

・現場立合い

 

私は電気設備の工事監督を行っている方とよく仕事をさせてもらい、いろんな情報交換を行っています。

 

工事監督業務の特徴

・責任が伴う大変な仕事

・現場の立ち合い作業があることから労働時間が長くなる

・物づくりの楽しさがある

・工事を終えたとき達成感がある

 

 

物づくりをしたい!と言う方には保守管理業務よりも電気工事業の方がやりがいを感じることができると思います。自分で設計し、材料を手配し、物が出来上がるのは他には変えられない達成感がある!とおっしゃっていました。

 

電気の仕事 おすすめ書籍

上記で紹介した内容は、電気設備保守管理会社で10年勤めた私の体験した内容です。もっと詳しく電気の仕事について知りたいという方は以下の書籍がおすすめです。

 

図解でわかりやすい 電気設備の基礎

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電気設備の基礎を学ぶには図解があった方が絶対にわかりやすい。実際に働いてみると、書籍の中で紹介されているものがベースになっていることがほとんど。仕事をして実際に設備に触れないと理解なんてできないよ!と考えている方におすすめです。

 

 

電気設備の技術基準

解説電気設備の技術基準 第18版 [ 経済産業省産業保安グループ ]

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電気の仕事に就くという方は必ず一冊は持っておきたい書籍です。保守管理業務会社または工事会社のどちらの系統であっても必要な知識が記載されている。電気設備の新設工事をするとき、または電気主任技術者設備の検査をするときにこの書籍の基準が満たされているか確認をします。

この書籍の内容は第三種電気主任技術者試験 法規科目で出題されます。

 

 

電気の基本としくみ がよくわかる本

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電気の+線とは-線とは? なぜ感電してしまうのか? 電圧は電流×抵抗 などの知識は電気の仕事をするうえで、絶対に必要な知識なんです。小学校の勉強レベル!と思う方もいますが、実際に電気の仕事をして電気のことを考えてみると、基本的なことであってもかなり難しいと感じるはず。電気の仕事を10年勤めている私でも、説明がわかりやすい書籍と仕事を比べて考えて、「なるほどぉー」と感動する場面が多々あります。


 

電気の仕事はおすすめな職業

これからの時代、電気の需要は増える一方なので電気関係はおすすめな仕事と言えます。さらに電気には国家資格がいくつかあり、資格を取得してしまえば転職活動にも優位になります。

おすすめな仕事ではあるものの難しい知識や技術が必要な仕事なので、事前に電気の仕事についての情報収集や勉強をしておくことをおすすめします。