【電験三種合格に必要な教材】仕事しながら合格した私の勉強法を紹介
試験勉強に手こずっている方の悩みを少しでも解消するために、
私の経験をご紹介します。
効率的に電験三種を勉強する方法は、
内容がわかりやすく、点数を取るために作られた教材を利用する
です。
私は電験三種の勉強を社会人になってから始めたのですが、
合格するまで7年という時間を費やしてしまいました。
振り返って考えてみると、
早い段階で自分に合った教材に巡り合っていればもっと早く合格することができた!
と思います。
この記事では、
電験三種を効率よく学習できたと感じる教材
についてご紹介しています。
なかなか点数が上がらない!合格点までもう少し!という方は是非参考にしてみてください。
目次
電験三種が合格できる教材
実際に私が使っていた教材をご紹介します。
冒頭でも少しご紹介していますが、私は7年の間に参考書を2,3回買い直しを行っています。
「1つの参考書をずっと使い続けた方がいい」という方もいますが、
そんなことはないと私は思います。
- 解説の内容が分かりにくい
- 内容が薄い
- なんとなくしっくりこない
いくつもの教材を見比べてみると、
解説や表現の方法が出版社によって全然違うことが判明。
自分に合った教材を見つけてから勉強することが合格への近道だと思います。
さっそく私が、「これいい!!」と感じた教材をご紹介していきます。
おすすめの教材【ユーキャン】
ユーキャンは電験三種以外にもいろんな資格の教材が提供されていて、
資格の勉強をするならユーキャン
という方が多いのではないでしょうか。
ボールペン字講座や宅建などが有名ですが、
電気関係の資格の講座も豊富に用意されています。
電験三種のような難しい資格の勉強こそユーキャンを利用すべきと考えていて、
その理由はユーキャンの添削・質問サービスの充実です。
間違った箇所や解答を見ても理解できない箇所を正しく添削してくれるので、
効率よく勉強を進めることができます。
難しい問題は
参考書や解説を見ても理解できない!
ということが多々あります。
例えば、
理論科目や機械科目には
試験時間を削ってやろうというような難しい問題
が毎年1問か2問出題されます。
試験当日は後回しにするか、捨ててもいいと思うのですが、
過去問で出会った場合、「全く勉強しない」というのはもったいない行為です。
このような難しい問題はユーキャンの質問サービスを利用すれば、
効率よく解決することができます。
電験三種は出題範囲が広く、覚えなければならない用語や公式がたくさんあり、
それに加え複雑な計算が求められるような複雑な計算問題が出題されるので
勉強時間がいくらあっても足りない
と感じる方が多いのではないでしょうか。
ユーキャンには
生活スタイルに合ったスケジュールで添削課題や模擬試験などを使って学習することができます。
「ついついサボってしまう」「継続させることが苦手」という方でも
計画的に効率よく勉強することができます。
電験三種を勉強していた頃感じていた不安は、
このスケジュールで勉強していていいのだろうか?
ということです。
得科目ばかり勉強してしまう
計算問題に時間をかけてしまう
分からない問題を後回しにしてしまう
勉強の進め方やスケジュール管理の不安を抱えながら勉強したくない!
という方はユーキャンの利用がかなりおすすめです。
私は電験三種の勉強を始めたとき
参考書と過去問を使って自分の力だけでなんとかなる!
と考えていました。
結果的に7年という時間を費やし、なんとか合格することはできましたが、
もっと早くユーキャンの電験三種講座で勉強していれば7年もかからずに合格することができたと思っています。
「仕事をしながら少ない勉強時間で資格を取得しよう」と考えたとき、
費用はかかりますがユーキャンのような学習支援サービスを利用した方が効率よく合格できるのは間違いありません。
「電験三種の勉強を始めるためにこれから参考書を買いに行く!」という方は
いったんユーキャンのような学習支援サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
サービスの中に参考書が含まれていることがほとんどなので無駄な出費を抑えることができます。
電験三種の勉強に欠かせない参考書
理論科目の勉強方法は、
内容をある程度理解したあとひたすら問題を解く
です。
理論科目の6割~7割は計算問題です。
多くの問題を解くことで、どんな試験問題が出題されても対応できるようになります。
勉強していると、「今の理解で本当にあっているのか」不安になることがあるかと思います。
そんなときに有効な教材がこちら
上記2つ種類の教材を組み合わせて勉強することで、
理論科目の合格率がグッとアップすること間違いなし。
電力科目でおすすめの教材はこちら
電力はイメージできるかが最も大切。
水力発電の仕組み、火力発電の仕組み、電力系統の仕組み
イメージを固めることができれば自然と点数が上がっていくと思います。
機械科目でおすすめの教材はこちら
この参考書は絵や図を使って内容をやさしく解説されています。
そのため実際の設備をイメージしながら勉強できるので、わかりやすくて記憶に残りやすい。
機械科目は、電気とは関係ない分野が多い!今まで勉強してこなかった分野が多い!
ということから苦手意識を持っている方が多くいらっしゃいます。
機械の勉強を始めたばかりのころ、
同期機や電動機の違いってなに?パワーエレクトロニクスってなに?
と根本的な疑問が多すぎてなかなか勉強が進みませんでした。
機械の分野が苦手!という方は、絵や図が多く使われていて内容がわかりやすい参考書を選ぶことが重要です。
基礎を理解することで自然と点数が上がっていくはずです。
法規科目でおすすめの教材はこちら
完全マスターシリーズの参考書は細かい情報まで記載されています。
重要な用語や文章は太文字や赤色が使われているのですが、多くの部分が太文字だったり赤文字の表記になっています。
「えっ!これ全部重要な箇所なの?」
と思いましたが、試験では細かいことまで把握しておかなければ解けない問題が出題されます。
大変だとは思いますが、この参考書で重要とされている部分は優先的に覚えておきましょう。
なぜ法規科目だけ内容の濃い覚えるのが大変な参考書を薦めるのかとうと、
以前使っていた参考書で試験問題に出題された内容が記載されていない!
という経験をしたからです。
暗記しなければ解けない問題が多い法規科目にとって、
教材に載っていない問題が出題されては手も足も出ません。
完全マスターシリーズの参考書は、
内容が濃く、細かい情報まで記載されているので
参考書に記載されていない問題が出題されることはまずあり得ないと思います。
上記で紹介している各科目の参考書を使って
基礎知識を身に付けながら過去問をやると点数が爆発的に伸びていくはずです。
おすすめの過去問がこちら
過去問を選ぶときのポイントは、いかに解答がわかりやすいか!ということです。
過去問に掲載されている問題は実際の試験で出題された問題がただ掲載されているだけなので、
全ての出版社で同じ内容ですが、
出版社によって解説方法にかなりの違いがあります。
7年間でいろんな過去問の解答を見比べた中で、
一番わかりやすい内容だったのが電気書院の過去問題集です。
出版社によっては、
「え!?説明これだけ??」「ここがわからないのに解説なし?」
といった気持ちにさせられる問題集がいっぱいあります。
過去問を購入する際は、解説方法に注目してみてください。
基礎知識を身に着ける参考書や過去問題集の他にも、
「隙間時間を有効に使いたいとき」や「頭の中を整理したいとき」に最適な参考書がこちら
電験3種科目別直前対策 もう一度確認したい460の項目 2020年版 /電気書院/電気書院
試験日の1ヵ月前あたりから落ち着かない日々が続くかと思います。
「全ての範囲を復習しようにも範囲が広すぎて時間が足りない。。」
「復習しているときに新たな疑問が出てきたらどうしよう。。」
こんなときに上記の直前対策用の参考書を使えば、幅広く重要な項目を効率よく復習することができるのでおすすめです。
教材選びで勉強の効率に差が出る
電験三種のような難しい試験の場合、使う教材によって勉強の効率に差が出ます。
これは合格までに7年という時間を費やした私が、
身をもって体験していることなので間違いありません。
いくら勉強しても点数が上がらない時期に、
書店に行っていろんな出版社の教材を目にしました。
その中で思うことが、
「点数を取るために特化した内容の教材」と「深い知識を得ることに特化した内容の教材」がある
ということです。
現在私は電験三種の免状が必要となる、
電気主任技術者という仕事をしています。
仕事をしていると「深い知識を得ることに特化した内容の教材」を見返すことが多いのですが
試験勉強でこの参考書が使えるかというと、
そうではありません。
内容が細かすぎて頭に入ってきにくい!
その反面「点数を取るために特化した内容の教材」は
出題率が高い箇所の内容が分かりやすく解説されているので点数が上がりやすい
という特徴があります。
勉強を始めたばかりの頃、
なるべく内容が詳しく掲載されている教材がいいと考えていましたが
これは大きな間違いでした。
知識が乏しい状態で上級者用の教材を使ってしまうと、
試験内容がより難しいと感じる!最悪の場合挫折してしまう恐れがあります。
教材選びは、
「短い期間で合格できるか」「途中で挫折してしまうか」
を左右する大切なことです。
「試験内容を把握するためになんでもいいから買ってみよう」
と安易に考えず、あとあと後悔がないものを選びましょう。
仕事をしながら電験三種を勉強する方法
電験三種に限らず働きながら資格の勉強をするのは
かなり大変なことです。
- 勉強する時間がない
- 疲れて勉強する気にならない
- 毎日継続して勉強できない
私が実践して効果的だった勉強法を2つご紹介します。
机に向かわない10分間勉強法
仕事が忙しくまとまった勉強時間を確保できない時期に行っていた勉強法が、
机に向かわない10分間勉強法です。
どのように勉強するかと言うとこんな感じ
- テレビを見る前や寝る前の10分テキストを読み込む
- 出勤時勉強した内容を頭の中で振り返る
- 苦手分野のテキストをスマホで撮影。ふとしたときに確認する
たった10分だけなら意味ないのでは?
と思われるかもしれませんが、めちゃくちゃ効果的です。
毎日継続することで、頭が常に電験三種モードになり効率よく勉強することができます。
机に向かわない10分間勉強法で学習すべき内容は、
暗記が必要でこれまでにしっかり勉強して理解しているもの
です。
例えばこんな感じ
- 法規で接地抵抗の種類は?
- 各接地抵抗の計算式の違いは?
- 接地線に使われる太さと引っ張強さは?
あれ?何だっけ?と思った方は今一度テキストを見直してみてください。
見直して頭の中に正解を暗記させたあと、
10分間勉強で毎日接地抵抗について学習してみてください。
5日目あたりから、
接地抵抗の情報がスラスラ頭の中に浮かんでくるはずです。
10分間勉強法を何回も何回も繰り返し行っているうちに、
今まで10分かかっていた内容を1分程度で学習できるようになってくると完璧です。
記憶へ定着させれば試験で出題されも余裕で数値や用語を思い出すことができます。
勉強する範囲と難易度を徐々にアップさせていけば、
たったの10分間でもかなり広い範囲の勉強を行うことができます。
かなり追い込んで勉強していた時期には、
たったの10分で1年分の過去問の復習をしていました。
10分間勉強をするときの注意点としては、
解答に時間を要する複雑な計算問題は除外する
ことです。
電験三種の計算問題は
「途中計算を書かなければ解けない」「10分以上考えなければ解けない」ような難しい問題ばかりです。
計算問題はまとまった時間を確保できる時に勉強することがおすすめです。
10分間勉強法を行えば、
頭の中を常に「電験三種」にすることができる
ので重要な単語や公式のド忘れを防止することができます。
他にも、
10分間でこんな広い範囲を復習できた!
という自信にも繋がります。
本気で電験三種を取得したい!という方におすすめの勉強法です。
参考書を棚に片付けない勉強法
上記で紹介した10分間勉強法に似ているのですが、
参考書を棚に片づけない勉強法は言葉通りで、
参考書を机の上もしくはソファーの上に出しっぱなしにしていつでも勉強できる環境にする
ということです。
環境を変えることで
ふとした時にパッと勉強を始めることができます。
私は法規の参考書を出しっぱなしにしていつでも勉強できる環境にしていました。
- 架空線の離隔って何mだっけ?
- 低圧と高圧の電圧の違いは何ボルトだっけ?
- 第三者電気主任技術者が保守できる範囲は何Wだっけ?
ふと気になったときにパッと確認することで
重要な数値や公式を記憶に定着させることができます。
電験三種は4科目全て含めると
出題範囲がもの凄い広いので「記憶への定着」が欠かせません。
参考書を棚に片付けない勉強法で毎日少しずつ勉強をしてより多くの数値や用語、公式を記憶に定着させることが重要です。
電験三種に合格すれば転職に有利
電験三種に合格し、第三種電気主任技術者の免状があれば
就職や転職に有利になるのは間違いありません。
実際に私は第三種電気主任技術者の免状を使って「転職」しています。
転職活動をしていたときに電験三種を持っていると条件で
候補となった会社は10社を超えていて、
中には誰でも会社名を聞いたことのあるような電気関係の会社もありました。
さらに、「電験三種の免状」と「実務経験」があれば鬼に金棒状態。
電気主任技術者を募集している企業ならどこでも転職できるかと思います。
下記の記事では、電験三種の実務経験がもらえない事象についてご紹介しています。
自分が実務経験を積めているのか、証明書を会社から貰えるのか。気になっている方は参考にしてみてください。
結局私は、会社ではなく個人事業主として開業し電気主任技術者の仕事をする道を選びました。
電験三種という資格があるだけで就職先の選択肢を大幅に広げることができます。
電験三種は、とりあえず就職に強い資格が欲しい!という方におすすめの資格です。
下記の記事では、
について詳しく紹介しています。
電験三種の資格があれば儲かるの?どんな仕事があるの?と気になる方は参考にしてみてください。
電験三種は合格がかなり難しい国家資格としてネットなどに紹介されていますが、
まさにその通りだと思います。
合格が難しい分、その後の見返りは大きい資格であることは間違いありません。
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