【電験三種4科目別おすすめ参考書】参考書選びのポイントや失敗経験を紹介
このように考えている方におすすめの参考書をご紹介します。
試験勉強のポイントとして、一つの参考書を使い続けること!とよく言われますが、必ずしもそれが正しいとは限りません。
私は7年かけて電験三種を取得することができました。そのうちの5年はずぅーっと同じ参考書で勉強していたのですが、理解できない箇所を解決することができませんでした。解けなかった試験問題について参考書ではどのように説明されているのだろうと思い、隅から隅まで目を通してみたのですが説明がどこにも載っていないことが判明しました。調べるのにも時間がかかるうえに試験に出題される内容の記載がないなんてありえない!と思い参考書を変更することに。すると今まで理解出来なかった箇所が理解できるようになり、点数が上がっていきました。
電験三種のように専門的な難しい試験の勉強をするには参考書選びがとても重要になります。
頑張ってはいるけど全然点数が上がらない!という方は思い切って参考書を変えてみてはいかがでしょうか。
この記事では、いろんな電験三種の参考書を読み漁った私がおすすめする参考書をご紹介します。
理論科目のおすすめ参考書
理論の参考書選びのポイントは、練習問題の解答がわかりやすくなっているかどうか!です。
上記の参考書では、練習問題や過去問の解説がとてとわかりやすくなっています。
過去問で解説を見てもどうしてもわからない問題があり、書店に行きいろんな参考書の解説を見比べてみました。そこで目についたのが上記の参考書の解説です。私が理解できない部分の解説が明確に記載されていてとてもわかりやすい!と感じました。
解説を見ても理解できない問題が多い!という方は電気書院が発行しているの参考書がおすすめです。
私が電験三種の勉強を始めた当初使っていた参考書は、練習問題が大量にあるけど解説は最小限!というものでした。いろんな問題に慣れることができる!というメリットはありますが、勉強を始めたばかりの初心者には解説が簡単すぎて理解できない!というデメリットもあります。このような参考書は勉強を始めたばかりの方ではなく、基礎がしっかりしていて問題数をこなす必要がある方向けの参考書です。
理論は計算問題が多く出題されるため、分かりやすい解説が記載されている参考書選びが重要です。
電力科目のおすすめ参考書
電力の参考書選びのポイントは、どんな計算問題が出題されても対応できる力が身につくような内容になっているかどうか!です。
電力では、効率や%インピーダンス、電力容量を求める計算問題が出題されます。計算問題で確実に点数がとれるようになると安定して点数を取れるようになります。
逆に言うと、計算問題以外の文章問題は安定して点数を取りづらい!ということです。
文章問題では参考書をまんべんなく勉強していなければ解けない問題が数問出題されます。いろんな参考書を見比べて見たのですが、文章問題に関係する範囲の説明はどの参考書も大差ない!という印象でした。
なので、私はひたすら計算問題と過去問を反復して電力の勉強を行いました。そして計算問題で確実に点数を取れるようになってからやっと科目合格することができました。
電力でなかなか合格点に届かない!という方は上記で紹介している、電験三種なるほど電力で基礎を身に付けて電力の実践問題集で問題を解きまくる!という勉強法がおすすめです。
機械科目のおすすめ参考書
機械の参考書選びのポイントは、内容を見てイメージができるかどうか!です。
上記の一気にわかる電験三種「機械」に合格する本 やさしいイラスト図解 /日本能率協会マネジメントセンタ-/石原鉄郎は絵や図を使って機械の内容を解説してくれます。そのため実際の設備をイメージしながら勉強できるので、わかりやすくて記憶に残りやすい。
機械は電気とは関係ない分野が多い!今まで勉強してこなかった分野が多い!と感じていて、機械に苦手意識を持っているという方におすすめです。
私は機械の勉強を始めたころ、同期機や電動機の違いってなに?パワーエレクトロニクスってなに?というように、根本的な疑問から入ってしまうためなかなか勉強が進みませんでした。さらに、全くイメージできない事柄のことを文章で説明されても全く頭に入ってこない!ということも勉強が進まない原因の一つです。
電験三種の4科目の中で機械が一番苦手という方が多いのではないでしょうか。私のように電気回路や電磁気の勉強はしてきたけどモーター系の機械の勉強はしてない!という方が多いからだと思われます。
当初私が使っていた参考書は、文章での説明と練習問題が多く記載されていて試験対策用の参考書でした。
遠回りかもしれませんが、まずは機械科目で学ぶべき事柄はなんなのか、根本を勉強してから試験勉強をした方が最終的に効率よく勉強することができます。
機械の分野を今まで勉強してきていない!という方は、絵や図が多く使われていて内容がわかりやすい参考書を選ぶことが重要です。
法規科目のおすすめ参考書
法規の参考書は、規定や規則についての記載がより詳細である参考書がおすすめです。
オーム社の完全マスター電験三種受験テキスト法規 改訂4版/オ-ム社/重藤貴也は細かい情報まで記載されています。重要な用語や文章は太文字や赤色が使われているのですが、結構な部分が太文字だったり赤文字の表記になっています。
「えっ!これ全部重要な箇所なの?覚えきれる訳がない!」と思いましたが、試験では細かいことまで把握しておかなければ解けない問題が出題されます。
以前使っていた法規の参考書は、広い範囲に対応するために要約された内容でした。イメージ的には素早く広く浅く学習できるよう作られた参考書!というものでした。しかしこれでは実際の試験に対応することができません。5つある選択肢を2つまで減らすことができても、残りの2択がどうしてもわからない!という年が続きました。
オーム社の参考書に変えてから、点数が上がりはじめ、試験形式の練習問題をやると安定して50点くらい取れるようになりました。
法規の点数がなかなか上がらない!という方は詳しい内容が記載された参考書に変えてみてはいかがでしょうか。
おすすめ過去問問題集
過去問を選ぶときのポイントは、いかに解答がわかりやすいか!ということです。
上記の電気書院の電験3種過去問題集 2021年版 /電気書院/電気書院は解答がとてもわかりやすくて、計算問題では2パターン両方の解き方を紹介している問題もあります。私は理論と機械の計算問題の勉強時には電気書院の解答にとても助けられました。
以前はネットで公開されている解答をあら探ししていたのですが、計算過程や簡単な事柄は省略されているものが多く、私には全然理解できないということが多々ありました。
計算問題で理解できない箇所は電気書院の解答を参考にするとスッキリ解決できるはずです。
他にも試験直前に復習や日頃の隙間時間の勉強に最適な参考書が電験3種科目別直前対策 もう一度確認したい460の項目 2020年版 /電気書院/電気書院
です。
試験1ヵ月前から落ち着かない日々が続くかと思います。
全ての範囲を復習しようにも範囲が広すぎて時間が足りない。復習しているときに新たな疑問が出てきたらどうしよう。。
こんなときに上記の直前対策用の参考書を使えば、幅広く重要な項目を効率よく復習することができます。
試験へのモチベーションを保つ方法
電験三種は合格率がかなり低い難しい国家資格と言われています。毎年不合格を繰り返していると、電験三種の内容よりもモチベーションを保つことが難しくなり、勉強よりも家族や友達との時間を大切にしたい!と考え始めると途中で挫折してしまいます。
私は電験三種の取得に7年も費やしていて、受験自体諦めよう!と途中で挫折しかけたことは何度もあります。
そんな私が諦めずにモチベーションを保ち続けられたのは、電験三種の魅力を想像できた!からです。
電験三種を取得すると、仕事の幅が大きく広がるので転職だって夢ではありません。もっと時間に余裕のある仕事がしたい!もっと給料のいい会社に転職したい!という思いから電験三種を途中で諦めることなく取得することができました。
下記の記事では、電験三種を取得するとどのように生活を変化させられるのか!を詳しく紹介しています。
点数がなかなか上がらないという方は、勉強法も変えてみてはいかがでしょうか。間違った勉強法を繰り返し行っていても点数は上がりません。例えば、完全に理解している範囲の勉強を繰り返し行い、苦手な分野の勉強は後回しにしてしまう!ということが挙げられます。
苦手な分野の勉強は時間と労力がかかる!仕事で疲れているから苦手な分野の勉強を今度にする!というような気持ちで後回しにする方が多くいらっしゃいます。私も受験をはじめた数年はこのような効率の悪い勉強法を繰り返し行っていました。
下記の記事では、電験三種を取得するのに7年かかった私の体験から法規科目の効率のいい勉強法を掲載しています。働きながら国家資格を取得するのはとても大変なことで簡単に資格を取得できるものではありません。
効率のいい勉強法を取り入れ、尚且つ仕事で疲れていても勉強時間を確保して取り組む!これくらいの意気込みを持って資格取得に向けて勉強していきましょう。
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