電気がつかないときに知っておくと得する知識【電気の基本的なマメ知識3選】

Left Caption

豆父ちゃん

電気が使えなくなった!どう対応すればいいの?

こんな疑問にお答えします。

この記事では、電気が使えなくなったときに知っておくと得する知識と対処法・持っていて便利な電気工事用品についてご紹介しています。

この記事の内容を少しでも覚えておけば、停電のとき少しでも落ち着いて行動することができるようになるはずです。是非参考にしてみてください。

電気が使えなくなった!と言ってもさまざまなシチュエーションが考えられます。

 

  • 家全体が停電してしまった
  • 照明だけ使えなくなった
  • コンセント一個だけ使えなくなった

シチュエーション毎にとるべき対応が変わってくるので、シチュエーション別に知っておくと得する知識と対処法を順番にご紹介していきます。

 

広告

家全体が停電

家全体が停電した場合、冷静に行動できる方は少ないと思います。仕事で停電している現場に急行して停電原因を突き止める!という業務を行っていましたが、そんな私でも自分の家が全停電になったら、理解できるまでパニックに陥ると思います。電気が使えない!なにかおかしい!と感じたら冷静に対応できるよう知識と対処法を身に着けておきましょう。

抑えておくべき知識

1.周囲の住宅が停電していないか確認

確認方法:街灯が点いているか確認

 

2.家の中の電気が停電しているのか確認する

確認方法:冷蔵庫を開けてみて灯りが点くか確認

上記のように停電の状況をいち早く把握することが最も重要です。停電範囲によってすべき対処法がガラッと変わってきます。

仕事で電気の事故が発生した現場に急行した際、まずは停電範囲を正確に把握する行動をとります。この知識を知っているかいないかで、いざという時正しい行動ができるかどうか大きく変わってきます。停電に気が付いたとき、まずは現状把握を最優先に行ってください。

 

周囲の住宅が停電している場合の対処法

 

  • 冷蔵庫の中身を素早く確認
  • 使える電池やモバイルバッテリーを把握
  • 携帯電話を省エネモードにする
  • ヒーター系の電化製品のコードを抜く

周囲の住宅が停電している場合の対処法を4つご紹介しました。冷静なときなは思いつくようなことでもいざ停電した場合はパニックになり行動できなるものです。

特に重要なのが、冷蔵庫の中身の確認です。地域一帯が停電する大規模停電のときは電気が回復する(復電)するまでどれだけの時間がかかるか予想できません。食品をなるべく痛めないようにするために中身を把握したあと冷蔵庫は使う時以外絶対に開けないよう心がけてください。

次に私の個人的な考えですが、ヒーター関係の電化製品のコードを抜いておく!ことも重要です。もし出掛けているときに復電した場合、ヒーターが元に戻ってしまうと火災の原因になりかねません。

これらの知識は北海道胆振東部地震で3日間停電した経験から気がついたことです。役に立つと思うので是非参考にしてみてください。

 

自分の家だけ全停電している場合の対処法

 

  • 冷蔵庫の中身を素早く確認
  • ブレーカーが落ちていないか確認
  • 使える電池やモバイルバッテリーを把握
  • 携帯電話を省エネモードにする
  • 電気料金を支払っている電力会社の連絡先を確認

自分の家だけ全停電になっている場合、一番考えられる要因として電気の使いすぎによるブレーカーのトリップ(ブレーカーが落ちること)です。この場合はブレーカーを自分で入れ直して復電すればOKです。

しかし、電気の使いすぎが原因ではないのに家が全停電になった場合、復電に時間がかかる可能性があります。そうなると上記で紹介した大規模停電のときの対処法レベルを行動を取るべきだと考えます。

電気は当たり前のように使えるエネルギーだと思われがちですが、そうではありません。なんならかの事故で一旦電気が使えなくなった場合、復電するのに時間が必要になります。

 

コンセントが使えなくなった

コンセントが使えなくなった場合の得する知識と対処法をご紹介します。コンセント電源は冷蔵庫やパソコン、洗濯機など生活をしていく上で欠かせない家電製品の原動力です。早めに停電していること見つけて修繕しなければ不便な状況が続いてしまいます。

抑えておくべき知識と対処法を身に着けて、迅速な行動をとれるようにしておきましょう。

 

抑えておくべき知識

照明は使えるかどうか確認

確認方法:全ての照明を点けて確認してみる

全てのコンセントが使えなくなっているか確認

確認方法:ドライヤーや掃除機を使ってコンセントが使えるか一つ一つ確認する

停電している回線の規模はどの程度なのか把握することが重要です。

例えば、家の中の半分のコンセントは使えるがもう半分は使えない!というケースもあります。この場合、使えるコンセントで重要な家電(冷蔵庫や洗濯機)を使うようにすれば生活への支障は最低限で済むかと思います。

コンセントが全部使えない!というケースの場合、冷蔵庫や洗濯機が使えなくなってしまうので早急な対応が求められます。

停電の規模を正確に把握することができれば、どのように対応すべきなのか、緊急性は高いのかを冷静に判断することができるようになります。

 

全てのコンセントが使えない場合の対処法

コンセントが使えない場合下記のような対応をとることをおすすめします。

 

  • コンセント回線のブレーカーを確認
  • ヒーター関係の家電製品のコードを抜く
  • パソコンやWi-Fiなどのコンセントを抜く

コンセントが使えない場合の3つの対処法を紹介しました。コンセントだけが使えなくなっている場合、コンセント用のブレーカーがトリップしているケースがほとんどです。家の分電盤(ブレーカーがいっぱい入ってる箱)を確認してもらうとわかるのですが、照明用のブレーカーとコンセント用のブレーカーが別々に分かれて取り付けられているはずです。

コンセント用のブレーカーがトリップしていれば、自分で入れ直して復電すれば対処完了です。

余談ですが、今はエアコンを増設する場合、新しくエアコン用のブレーカーを増設する決まりになっているので、エアコンだけが使えかなくなった場合、エアコン用のブレーカーを確認してみてください。

稀にブレーカーを入れ直しても、またすぐにトリップしてしまうことがあります。この場合なにかしらの停電を引き起こしている事故原因がどこかに残っていることになります。事故原因を突き止めて修繕してからでないと復電させることができない!ということになります。この場合の対応は電気工事屋さんにお任せすることになります。

3つ目の対処法で、パソコンやWi-Fiのコードを抜いておく!と紹介しました。

この対処法を紹介した理由として、仕事の関係上停電をさせて電気設備の検査完了後パソコンやWi-Fiが故障してしまうケースが多いからです。

コードを抜いておけば復電しても問題ないことが多いのでコードは抜いておくようお願いしています。この対処法はあくまで私の経験を元にしたものなので、100%正しい情報とはいえません。自己判断で行動に移すようにしてください。

 

照明が使えない

照明が使えなくなった場合の得する知識と対処法をご紹介します。照明は電化製品の中でも最も使用率の高い重要なものです。重要なものではあるものの、最近では性能が良い懐中電灯やスマホの照明、LED付きのモバイルバッテリーなどさまざまな照明が販売されています。

家の照明が使えなくなっても代用品があれば2日~3日生活できるかと思います。代用品で生活しているうちに停電の原因を突き止めカイゼンできるきように、抑えておくべき知識と対処法をご紹介します。

抑えておくべき知識

照明は使えるかどうか確認

確認方法:全ての照明を点けて確認してみる

コンセントが使えなくなっているか確認

確認方法:ドライヤーや掃除機を使ってコンセントが使えるか一つ一つ確認する

照明が使えなくなると、転倒してケガをしたり包丁やはさみに気づかず手や足を切ってしまう危険性があります。照明が使えなくなった場合に備えてすぐに使える懐中電灯などを用意しておくととても便利なのでおすすめです。

照明回線の停電では、コンセントのように電圧を確認したり、仮に使えるかどうかドライヤーで確認したりすることができません。照明器具を外して電源ケーブルの電圧確認や照明用のスイッチの電圧確認など電気工事の経験がある方でないとできない対処が必要となります。

 

照明だけが使えない場合の対処法

照明が使えない場合下記のような対応をとることをおすすめします。

 

  • 全ての照明が使えないのか、一部の照明が使えないのか確認する
  • 照明用のブレーカーを確認する
  • 電球を交換して球切れかどうか確認する
  • グローを交換してみる

照明器具本体の不良によるものなのか、電源が不良(ブレーカーが落ちてしまった)によるものなのかを判断しましょう。照明だけが使えなくなった場合、懐中電灯やスマホの照明で代用が利くため緊急性はそれほど高くはないと思います。

仕事でもコンセント回線のトラブルよりも照明回線のトラブルの方が明かりの代用が利く分、気軽に対応にあたっていました。

原因を判明したあとは電気工事屋さんに相談すれば対応してくれるかと思います。

下記の記事では、電気工事を依頼することができる【電気の工事屋さん】について詳しくご紹介しています。自分の電気設備の不良を発見した場合、自分で修繕しようとせずまずは【電気の工事屋さん】に相談することをおすすめします。電話相談、見積無料のサービスを行っているので気軽に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

 

持っておくと便利な電気工事用品

停電のときにあると便利な電気工事用品を紹介します。紹介する電気工事用品は停電の時だけではなく、日常生活でも役立つものばかりですので持っていて損することは絶対にありません。ホームセンターで販売されているものもあるので気になる方は実物を確認してから購入するといいでしょう。

カスタム デジタルテスタ CDM-09N

電気があるかないかを確かめるための機械です。テスターから出ている二本のコードをコンセントの穴二つに挿して電気の有無を確認することができます。

我が家では停電のような異常事態のほかにとテスターをよく使うことがあります。

 

  • 乾電池の残量確認
  • 車のバッテリー電圧の確認
  • 電気工事DIY

一家に一つあるとなにかと便利な電気用品です。

テスターの中でも上記で紹介しているカスタム デジタルテスタ CDM-09Nが私のお気に入りです。理由としては、使ったあとコードを片付けやすい、測定がやりやすい、テスターの中では比較的安価という3つの理由からです

テスターのようにコードがある測定機器は片付けるのがとてもめんどうなんです。元通りにならないと収まりが悪いのでモヤッとした気持ちになってしまいます。私のテスターを選ぶときの基準としては如何に片付けやすいか!です。これからテスターの購入を考えている方は参考にしてみてください。

 

ビスブレーカー

私のおすすめは上記のビスブレーカーというドライバーです。ビスブレーカーの特徴は一般的なドライバーに比べて先端が鋭く特殊加工されているので、ネジ山が潰れたネジでも回すことができる可能性が高い!ということです。もちろん万能ではありませんが、かなりカビついて潰れたネジでもはずすことができます。

使い方は、ネジにドライバーをあてがってハンドル部をハンマーで叩き、ネジにドライバーを打ち込んで回す!です。普通のドライバーとしても使えるので、ドライバーを一本も持っていない、これからドライバーを買い揃える!という方はアネックス ANEX NO.3960-S1 ビスブレーカー ドライバーセット NO.3960S1の購入を強くおすすめします。私はいろんな種類のドライバーを買い揃えましたが、最終的にはビスブレーカーしか使っていません。

セットではなく単品で欲しいという方は下記のリンクを参考にしてください。

ビスブレーカー(プラスドライバー型)

 

ビスブレーカー(マイナスドライバータイプ

 

モンキレンチ

モンキレンチはボルトを回す工具で大きさや形状が異なるいろんな種類のものがあります。

家の電気設備を触る、車の電気系統設備を触るような電気DIYで使うモンキーは上記で紹介しているイチネンミツトモ 軽量タイプ モンキレンチ 150mm 目盛り付 #12245がおすすめです。注目すべきは長さ150mmで軽量タイプということです。

私は仕事の関係上いろんな種類のモンキレンチを持っていますが、家で使ったモンキレンチは長さ150mmモンキレンチがほとんどです。サイズの大きすぎるモンキレンチは使用用途が合わなければ使いづらいだけで倉庫に眠らせてしまう可能性があります。

これから購入するのであれば軽量タイプのものがおすすめです。たまにしか使わないから重くでもいい!とケチってしまうと後悔することになります。狭くてやりづらい場所の施工するとき指先だけでモンキレンチを扱うことがたまにあります。このときモンキレンチが重たいとかなりストレスです。

電気工事工具の失敗しない購入のコツとしては、用途に合った工具選びが重要です。是非参考にしてみてください。