電気料金を比較するためのポイントを紹介【料金プランで注目すべき項目】
こんな疑問にお答えします。
結論から言うと、料金プランの内容から自分で電気代を算出して、現在の電気料金と比較してみる!です。
いろんな電力会社で公表している料金プランではメリットだけを公表しているものが多い!と私は思います。
例えば、電気代の基本料金0円、今よりも1500円程度安くなる!という広告をよく目にします。このような広告を信じて実際に料金プランに切り替えても全然電気代が変わらなかったという事例もあります。
電気料金を比較するには、現状契約している料金プランと切り替えようとしている料金プランのそれぞれの電気料金を算出して比較する!ということが重要です。
ここで問題となるのが、どうやって我が家で使用する電気量に切り替えようとしている料金プランを当てはめればよいのか?が難しいところですよね。。
この記事では、お使いの電気量から切り替えを検討している料金プランにした場合の電気料金を算出する方法を詳しくご紹介します。記事の後半では電気料金が安くなるおすすめの電力会社を併せてご紹介します。
目次
電気料金を他社の料金プランと比較するポイント
格安を公表している電力会社の料金プランにすぐ切り替えるのではなく、ある程度自分で切り替えを検討している料金プランでの電気料金を算出して比較した方が確実です。
電気料金を他社の料金プランと比較するポイントは以下の3つになります。
- 現在の料金プランの内容を確認
- 切り替えを検討している料金プランの内容を確認
- 電気料金と併せて割引きなるサービスがあるか確認
3つのポイントを確認し、しっかり検討してから電力会社の切り替えを行うようにしましょう。広告のメリットだけを鵜呑みにして電力会社の切り替えを行ってしまい、電気料金が今までよりも高くなる!ことだけは防がなければなりません。
料金プランの内容を確認する方法
電気料金の算出に入る前に、料金プランの内容をしっかり把握する必要があります。
上記の料金を比較するポイントの1つ目と2つ目にある、料金プランの内容を確認する方法は電力会社が公表している約款(やっかん)を確認する必要があります。
約款(やっかん)とは
約款とは契約の内容や条件を一律に定めたもののことをいいます。電力会社が提供している料金プランには必ず約款が制定されています。
上の画像は、我が家が契約している料金プランの約款です。約款の中でも、電気料金に関する部分を抜粋して紹介しています。
基本料金はいくらで、従量電力量の計算に使われる単価はいくらです!ということが明確に記載されています。
他にも約款には料金プランの詳細が記載されていて、「電気をまったく使わない月は基本料金が半額になる!」、「解約する場合には解約金が発生する!」などのような、日常生活では知らなくても困らない事項まで細かく記載されています。料金プランの解約や他の電力会社との比較にときに約款を見てみるといいでしょう。
約款には専門用語が多く使われていて、文字ばかりなので読む気が起きないと思います。約款を詳しく読見込んでから契約を申し込む!という方はほとんどいないのではないでしょうか。電力会社が公表している料金プランは約款を要約してわかりやすくしたものなので、メリットだけを大きく紹介しているものが多いと感じています。料金プランのメリット・デメリットの両方を把握するには約款を読み込むしかありません。
約款からまとめた我が家の料金プランの特徴は以下のようになります。
- 夜間(23時から翌7時)の電気料金が安くなる
- 使えば使うほど使用電力量単価が上がる
- 毎月基本料金がかかっている
ここまで詳細に料金プランの内容を記載している広告はないと思います。私だったら、「夜間の使用電量が半額!夜に電気を使えば使うほどお得に!!」を前面に打ち出した広告でアピールして集客することを考えます。
料金プランの特徴から我が家では朝早く起きてから洗濯や掃除、ご飯の準備をするようにしています。
電気料金の計算方法
約款の見方がわかったところで、さっそく電気料金の算出をしてみたいと思います。用意するものは、検針票と約款、電卓だけでOKです。
検診票を準備する
現在、紙ではなくインターネットで確認できる検診票が多くなってきています。
- 電気契約の種別
- 契約容量
- 使用電力量
- 燃料調整額
- 再生可能エネルギー発電促進分賦課金
電気料金の計算には上記の内容が必要になります。
約款の準備をする
約款には料金プランのいろんなことが記載されていますが、電気料金の算出に必要なのは電気料金に関係する部分だけです。専門用語が多くて見る気にならないと思いますが、電気料金に関係する部分は1ページ程度しかありません。頑張って探してみてください。
今回、電気料金の算出で使用する約款は上記で紹介した約款を使用します。
電気料金の算出
検針票と約款が揃うと、電気料金の算出をすることができます。
上の図は、実際の検針票と約款を使って我が家の電気料金を算出したものです。「再生可能エネルギー発電促進分賦課金」と「燃料費調整費」は毎年変動するもので電気を消費する我々がどうこうできるものではないので深く考えず計算式に組み込んでいます。
「再生可能エネルギー発電促進分賦課金」と「燃料費調整費」がどのようなものなのか!ということはネットで検索するとすぐに調べることができます。興味のある方は調べてみてください。
①基本料金と②電力量料金は約款に明記されている単価と検針票の電力量から金額を計算することができ、③再生可能エネルギー発電促進分賦課金と燃料費調整費は検針票にある単価と電力量から金額を計算することができます。算出した金額の合計が毎月の電気代として請求されます。
契約している料金プランの約款と検針票があればすぐに計算できるので、是非ためしてみてください。
他社の料金プランへの切り替えで発生する電気料金と現在の電気料金との比較
これまでの電気料金の算出は、現在の契約している料金プランで発生している電気料金です。今度は我が家が使用している電気量を他社の料金プランに当てはめて電気料金を算出方法をご紹介していきます。
現在請求される検針票の準備
検針票の中で使用する値は「ご使用電量」です。ご使用電力量とは、我が家でどれだけ電気を利用しているかを示している値です。なのでこの値を切り替えを検討している料金プランに当てはめることでリアルな電気料金を算出することができます。
切り替えを検討している料金プランの約款を準備
今回は【Looopでんきのおうちプラン】と電気料金の比較を行ってみます。【Looopでんきのおうちプラン】の約款は下記のようになります。
インターネットで「Looopでんき約款」と検索すれば、すぐに調べることができます。
約款に掲載されている電気料金に検針票の電気使用量を当てはめて電気料金を算出してみます。
比較した結論として、今の契約から【Looopでんきのおうちプラン】に変更すると3,000程度電気代が上がってしまうという結果になりました。現在夜間の電気が半額という料金プランで夜に電気を集中して使用しているので電気代が安いのは当たり前です。
私が注目している【Looopでんきの再エネどんどん割S】ろいう料金プランと比較してみると、Looopでんきに切り替えた方が20年後の電気代が安くなる!という比較結果もあります。
今回行ったの電気料金の比較では、「今後、どのような生活スタイルで生活していくかまで考えて料金プランを検討する必要がある」ということがわかりました。
これから電力会社の切り替えを検討している方は今回の結果を是非参考にしてみてください。
電気料金が安くなる可能性が高い電力会社
料金プランを切り替えるポイントとして、「料金プランの約款の確認」、「約款から電気料金を算出する」という方法を紹介してきました。
ポイントはわかるけど、そこまで複雑なことを考えないでシンプルに電気料金が安くなる方法を知りたい!
このように考える方のために、電気料金が安くなる可能性が高い電力会社をご紹介します。約款や使用電量の単価など細かいことを考えなくても、この電力会社の料金プランに切り替えることで電気料金が安くなったという評判をよく耳にします。是非参考にしてみてください。
Looopでんき
Looopでんきに切り替えて電気料金が前よりも安くなったという声をよく耳にします。
おそらくLooopでんき最大の特徴である、基本料金が0円が大きく影響していると思われます。使った分の電気代しか発生しないというとてもシンプルな料金プランが複数用意されています。
とにかく電気料金を安くしたい!環境問題に少しでも貢献したい!という方にLooop電気はおすすめです。
基本料金が0円なので電力量料金の単価が高めに設定されていると思ったのですが、そんなことはありませんでした。電力量料金の単価他の電力会社のさほど変わらない、むしろ低い設定になっているので、電力会社をLooopでんきに変えるだけで基本料金がそのまま安くなる可能性があります。
Looopでんきの料金プランの中でも再エネどんどんプラン(北海道エリア限定)がおすすめです。Looopでんきから電気を購入し続けていると、どんどん電気代が安くなる!という料金プランです。
この料金プランの驚きポイントが、20年後以降の電力量料金の単価の安さです。
電力量料金の単価が22円/kWhというのは、他のどの電力会社よりも安いと思います。将来を見据えて節電をしていきたいと考えている方におすすめです。
我が家は賃貸契約の関係で利用する電力会社が指定されているので料金プランを変更することができません。我が家の料金プランでは、基本料金が毎月1,430円発生しています。
Looopでんきに切り替えると今よりも毎月1500円程度の電気代が安くなることが分かっているので、住宅管理会社と交渉して電力会社をLooopでんきに変更してもよいか交渉する予定です。
下記の記事ではLooopでんきの電気料金が安くなる理由について詳しく解説しています。
Looopでんきへの切り替えを検討している方は是非チェックしてみてください。
電気料金簡単比較サイト【エネチェンジ】
最後に、検針票さえあれば簡単に電気料金を比較することができるサイト【エネチェンジ】をご紹介します。
【エネチェンジ】は住まいや現在の電気契約の情報を入力するだけで切り替え可能な電力会社をまとめて表示してくれます。表示される内容は、「年間○○円安くなる!」というように具体的な数字が表示されるのでとても分かりやすく複数の電力会社を比較することができます。
下記の記事では、【エネチェンジ】の使い方について詳しく紹介しています。
私は【エネチェンジ】を料金比較で利用するのではなく、契約可能な電力会社のピックアップと利用できる割り引きキャンペーンの確認で利用しています。
私の個人的な感想ですが、【エネチェンジ】で表示される電気料金のシミュレーション結果よりも、自分で算出した電気料金の方が精度が高いと感じています。より精度の高い電気料金の比較をしたい!という場合、この記事の前半で紹介している電気料金の算出方法を参考にしてみてください。
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